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鳩間小学校創立120周年記念事業趣意書

 時下、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

日頃より本校の教育活動に対し、ご支援とご協力をいただき深く感謝もうしあげます。

早いもので鳩間小学校は、明治29年大川尋常小学校鳩間分校として番所跡に産声を上げ以来、明治、大正、昭和の激動期を経て昭和24年新学生施工により鳩間小学校と改称、中学校も併置されて校舎を現在地に移転し、地域の文化の進展に寄与して参りましたが、ここに創立120周年の輝かしい節目を迎えることになりました。その間、幾多の有偽な人材を輩出し、郷土八重山を始め県内外の各界へ雄飛して活躍され、社会の発展に貢献しておられることは皆様と共に慶賀すべき事と存じます。     

 しかしながら、昭和49年3月、社会情勢の変化により過疎化の波はこの鳩間島にも押し寄せ、25年間続いた鳩間中学校が廃校になるという苦渋の出来事もありましたが、昭和55年の海底送水及び昭和58年の海底送電により、ようやく島にも活気がみなぎり地域住民の間から中学校復活の声が高まり、それに応えて関係当局の深いご理解とご尽力により昭和59年4月、10年振りに中学校が復活、開校し里子制度など様々な変遷を経て今日に至っています。現在も毎年のように在籍状況が厳しい状況がありますが、これからも永遠にその営みが続けられますよう関係当局・保護者・卒業生並びに地域、郷友会の方々の絶大なるご協力、また、本校に深いご理解と関心をお寄せ下さる皆様方の温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 つきましては、120周年の意義深い年を祝福し、先人ご苦労に感謝するとともに学習環境の整備をはかり子ども達の学習の保障とこれからの生涯学習社会に機能しうる本校教育の充実発展を期したいと存じ、学校・PTA・卒業生・地域・各郷友会が一体となって記念事業期生会を設立し、事業を推進していくことになりました。

 皆様には、出費多々の折り誠に恐縮に存じますが期生会の趣旨をお汲み取り下さいましてなにとぞ本事業にご賛同・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

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